きらきらひかる。

きらきらもっと光れ、魔法にもっとかかれ。

革命前夜

Hey!Say!JUMPにとっての革命前夜はいつか?

これまでにも様々な転機がありましたし、これから先もきっといくつもの転機を迎えるのだと思います。でも私は、デビューから丸9年であり10年目がスタートする前日である今日が革命前夜であると思っています。

 

2007年9月24日ー、まだ幼い10人のメンバーがHey!Say!JUMPとして結成発表をしたあの日、私はその発表が行われた横浜アリーナの会場の中にいました。期待や不安が入り交じった独特の雰囲気や、忙しなく報道陣が行き来する会場内、自担である八乙女光くんの名前が呼ばれる直前に息を呑み動けなくなったこと、昨日のことのように思い出します。結成を知った時は、複雑な想いもありましたが何より嬉しい気持ちが勝っていました。何百人といるジャニーズJrの中からCDデビューを果たす人はほんの一握り、どんな立ち位置にいようとも約束された未来なんてない。頑張りが必ずしも報われるとも限らない、タイミングだってある。そんな中、光くんがCDデビューという形で約束された未来を手にしたことは、ファンの私にとっても大きな喜びでした。結成発表当日の様子はデビューコンサートのDVDに特典として収録されていますが、コンサート後に光くんは「今日来てくれたファンの方とかこれから応援してくれる人は、本当に本当に大切にしたいなぁと思います」とコメントしています。今までのファンも、これからもファンもみんな大切にする…このコメントが光くんらしくて私は好きです。また、当時の自分自身の心境は過去の記事でも触れています。

pikapikatwinkle.hatenablog.com

結成発表からはこれから叶えられていく色んなことに想いを馳せながら、CDデビューの日を心待ちにしていました。

 

Hey!Say!JUMPファンとして過ごした9年間、様々なことがありましたが、やはり!一番印象的な出来事は、2007年11月14日のCDデビュー。店頭に並ぶCD、そのCDジャケットに映る自担。光くんがCDジャケットに映っている!CDでその歌声が聴ける!何もかもが新鮮で嬉しくて、店頭でも帰宅してからも顔を綻ばせながら何度も何度もCDを眺めていたのを覚えています。CD発売前後の歌番組への出演、スペシャルサポーターを務めていたバレー関連の仕事など、メディアへの露出が瞬く間に増え、ファンの私から見ても彼らを取り巻く環境がガラリと変わったのは明らかでした。

 

しかし、2007年11月の華々しいデビューから現在に至るまでの間、1年以上シングルの発売がなかった時期が二度ありました。2008年10月発売の「真夜中のシャドーボーイ」から2010年2月発売の「瞳のスクリーン」までの間、それから2012年2月発売の「SUPER DELICATE」から2013年6月発売の「Come A My House」までの間、それぞれ1年4か月の期間が空いています(※スパデリからカモナの間でアルバム発売はありました)。シングル発売もない上に当時は冠番組も無かったので、そうなるとメディアへの露出はグッと減ります。当時、Hey!Say!JUMPは現場、現場、現場、とにかく現場。現在と同様に自由に動き回れる身であった私は幸いにして定期的に彼らの姿を見ることが出来ていましたし、そうでない人も冠番組はないもののNHKテレビ東京日本テレビで放送していた各番組で彼らの姿を一定見ることは出来ていたと思います。しかし、それは全国放送ではなかったりファンでない人が見る可能性が低い番組であったためファンではない人がHey!Say!JUMPの姿を見る機会というのはあまりありませんでした。実際、「このままではHey!Say!JUMPが世間から忘れられてしまう」と勝手でおせっかいながらそんな危惧を抱いていました。だから、非常に申し訳ない話なのですが、当時の私は今みたいな未来が待っていると想像することすら出来なかった。でも、その時期があったからこそ次にシングル発売が決まった時の喜びは大きなものでした。

 

 現場数がとにかく多かったHey!Say!JUMPは、現場で数々のドラマを生んでいます。その始まりは2007年12月の東京ドームでのデビューコンサート。持ち歌が少なくデビュー曲のUltra Music Powerをバージョン違いで何度も歌ったというのは度々本人たちの口からも語られていますよね。アリーナ席もなく、ABCやキスマイなどたくさんの先輩Jrにも支えられながらの開催となったコンサート。私が特に印象に残っているのが、MC。薮くんと光くん中心となりメンバー一人一人に話を振っていくのですが、きっちり台本通りに進められているのでは?と思うほどのカチカチのMCで、お世辞にも面白いとは言えないものでした。「こんなんで大丈夫なの?」と心配と不安を胸に見守っていた思い出があります。しかし、緊張感に包まれながらもJUMPはきらきらと放たれる輝きが眩しかった…若いって素晴らしい!若さだけじゃなくデビューというのが輝きを増していた要因の一つなのかな。それから1年9ヶ月が経った2009年9月の東京ドームコンサート。今度はアリーナ席いっぱいにお客さんが入っている...薮くんが泣き出した時には本当に驚いて…まさか泣くとは思っていなかったので、最初は笑っているのではないかと思ったくらい。その後、涙が伝染して次々に泣き出すJUMPを見て胸が熱くなりました。光くんは涙を見せなかったけど、堪えているようななんともいえない表情がまた胸を打たれました。涙といえば2010年SUMMARYの初日。私は初日公演に入っていませんが、不安が解け次々にメンバーが泣き出したと聞いた時には驚きました。最終公演ではなくまさかの初日…?しかも、09年の東京ドーム公演でも涙を見せなかった光くんが泣いていたと聞き…胸が締め付けられる思いと同時に行かなかった自分をかなり悔いました。今でもなお亡霊のようにその想いは彷徨っています(笑)。SUMMARY2010初日おばけ。

JUMPは現場の数が多かったので、公開記者会見で次の現場など新しいお仕事が発表されることも多かった印象。一番印象的なのは2010年春の横浜アリーナコンサートで1stアルバムの発売が発表されたこと。私も珍しく友人と叫んだ記憶があるのですが、あの時、会場で沸き起こった地響きのような歓声、「やっと言えたよ~」と嬉しそうなJUMPの表情...もちろん、その場でその発表を聴ける人数は限られていますがその反応をダイレクトにメンバーが感じることが出来るというのも現場の醍醐味ですよね!(一番新しい話だと、2016年ツアーの10月横アリ公演で年末年始の東京ドーム公演が決定したと発表がありましたね)

そして現場を語るうえで個人的に外せないのが2012年11月から2013年1月に3か月間にわたり帝国劇場で上演されていたJohnny's World。ギネス世界記録認定記念作品であったジャニワ。初日公演を見て、頭の中に?マークをひたすら浮かべ会場を後にしたジャニワ。結局最終日の公演を見てもなお頭の中の?マークは消えることがなかったジャニワ。これぞジャニーズミュージカルと言えるトンチキ舞台。これがまた最高に楽しい舞台でした。よく分からない、なんかよく分からないけど楽しい!そんな舞台にHey!Say!JUMPが全員で座長として立ち続けた3か月は紛れもなくユートピアでした。その間、裕翔くんがドラマ出演のため不定期で休演になることがあり、体調不良で光くん、有岡くん、高木くんが休演となった日もありました。色んなことがあったけど、全員で走り抜けた3か月は大きな経験だったんだろうと思います。今は全員仕事、個人仕事問わずあの頃よりもずっと忙しいだろうから全員で3か月に渡り舞台に立つなんてことは出来ないですもんね。

現場が多い中、別仕事とコンサート等の日程が被りメンバーが欠けている状態でコンサートを行うこともたびたびあったJUMP。2013年のツアーからはそのようなことがなくなり心底良かったと思っています(笑)。予めこの日は〇〇の出演はありません、と予告されることもあればドラマの撮影期間と被っていると当日にならないと分からないなんてことも。先ほどのジャニワの裕翔くんもそうでしたが、それを上回ったのが幕が開かないといるかいないか分からないという、2011年SUMMARYで巻き起こった八乙女担恐怖の夏事件!…と、思い出すたびに文句は言いますが、そんなこともあったなと今では笑い話…かな?…と思います。

 

そしてデビューからのHey!Say!JUMPを振り返る中で2011年6月の衝撃の出来事は忘れることは出来ません。最年少メンバーの森本龍太郎くんが突然Hey!Say!JUMPから姿を消したあの日、この記事の冒頭で「CDデビューという約束された未来」という表現を用いていますが約束された未来なんてないんだと痛感する出来事でした。もちろんデビュー組のメンバーとして選ばれることと2011年のこのことと一緒に出来ることではないというのは分かっています。ですが、ファンの私たちからするとどうすることも出来ず見守ることしかできないという点では同じことだと思っています。彼もまた新しい道で頑張っているようなので、ひっそりとその姿を見守っていきたいです。

 

デビューから全員で様々なことを乗り越えてきたHey!Say!JUMP。そのJUMPに対する風向きが変わってきたと私が感じたのは2014年でしょうか。テレビ東京でリトルトーキョーライブ(現:リトルトーキョーライフ)がスタートし、年末には現在レギュラー放送されているいただきハイジャンプのスペシャル番組があり、個人仕事も2013年より増えました。それから、2015年、2016年…とJUMPの活躍が急激に加速してメンバーの出演する番組をひとつひとつ追うのが困難なまでになりました。新しい仕事が決まるたび、CDを発売するたびに、Hey!Say!JUMPが芸能界の階段を駆け上っていることを感じることができていつもワクワクしています。

 

そんなHey!Say!JUMPのデビュー10周年イヤーがいよいよ始まります。本人たちも「10周年なので」と最近ことあるごとに発言してくれていますし、今は楽しみしかありません。叶ってほしいこともたくさんあるので、ひとつでも多く実現するといいな。もっともっと、私たちが想像出来ないくらいの活躍を見れることを願って。革命前夜の決意を持って、10周年を迎えようと私は思います。